ヘナとは?知ってるようで知らなかった!今さら聞けないヘナの○つのこと

こんにちは😃埼玉県で天然ヘナを扱ってるエースラボのオグネー事、小倉です^_^

さて、今日は改めて書いておきたい事を。

ヘナといわれる商品は色々な種類があります。

例えば

天然100%ヘナ

天然100%ヘナに化学染料を混ぜたヘナ

カツラを染める目的と謳われたヘナ

ヘナではないのにヘナと偽っているヘナ

世の中には上記意外にも様々なヘナが出回っていて、

混ざりものとわかったうえで、

提供している危険な美容師さんもいるとかいないとか?

話がそれそうでしたね笑

ではでは、

ヘナってどんな植物?

天然ヘナの葉っぱ

ヘナまたはヘンナとは、インド地方で収穫されるミソハギ科のヘンナ
という植物です。

日本ではヘナという愛称で、お肌が敏感な方や化学物質に対して過敏などに
白髪染めやハーブトリートメントとして今現在定着しております。

また、インドでは結婚式の前の儀式として新婦の腕などに古来からの模様を
描き、ヘナの色素が濃く染まることによって、愛情の深さを
占ったりと、お祝い事に使用される【メヘンディ】や【ヘナタトゥー】
としての文化があり、生活に密着した植物になっております。

ただ近年のインドの経済発展で、
より効率よく早く染まるなどとして、化学物質がはいった【ケミカルヘナ】
が手軽に街で手に入るようになりました。

現地と密に連携がとれていないメーカーなどは、
日本での販売の際に、巧みに騙されて良いと思って販売していたヘナが
実は、【偽物のヘナ】と知らずに販売しているところもあり、
【本物の天然ヘナ】として【ハナヘナがヘナ業界の
透明化を目指し、全国の理美容師がただしく発信をするように
なり今現在ネットの普及により、一般の消費者の皆様に
リアルな現状を知っていただける機会が広がりました。

まだまだ現場の理美容室の活動で【正しく】天然ヘナの魅力が
スタンダードなものになることを願います(^^♪

どうして染まるの?染まらないのときもあるの?

天然ヘナは、自然の色素。
化学色素が一切入っていない証拠で、

染色が染着するというのは化学でなんです。

染めるという事をわかりやすく書くと、

水溶性の色素と油性の色素があげられます。
例えば、ガラスに水溶性の絵具で書いてもあとで、ふき取ることができますが、
画用紙に書くと消せません。

 

 

染料の性質と染められる側の素材がマッチすれば染まります。
逆をいうとマッチしないと染まりずらいという事にもなります。

自然の色素だろうが、化学色素だろうが原理は同じなのです。

 

話がそれそうでしたので、ヘナに戻ります。

ハナヘナのオレンジ色の色素は、
2ヒドロキシ1.4ナフトキノンというオレンジ色の色素です。
低分子(ちっちゃい)で分子量170程度の大きさ。

 

キューティクルの隙間から入り込み髪の内部まで浸透します。
そして、空気に触れることで酸化され、ナフトキノンの性質により、
硬くなり毛髪内部で定着します。

 

これがハナヘナの染まる仕組みなのですが、
通常のヘアカラーのように、薬剤を使用して浸透させないので
髪に浸透させるための準備が必要となります。

 

ここで重要なのが、カウセリング時にお聞きする髪の過去の履歴。

自宅でのヘアケア方法や、過去の薬剤処理など・・・

例えば、髪にすごいコーティングをするようねケア剤などを使用している場合は
一度リセットをしていかなくてはなりません。

最近は非常にすくなくなったのですが、
髪に強い膜をはるような成分は、薬剤をしようしないハナヘナには
少し邪魔になるのです。(一度染めの場合でインディゴを使用する方は要注意)

染まる、染めるためには、料理の前の下ごしらえではないのですが
事前準備が必要なケースもあります。

ヘナの効果とは・・・

ヘナの効果ということで、髪にスポットをしぼって書くと、

【髪の補強材】。

すでにトリートメントというキーワードは当たり前になっていますが、
【さらさら】【つるつる】【ぴかぴか】
これがトリートメントの真骨頂となっていますね(^^♪

ですが、もともと傷んでいる髪の基礎状態が悪いところに
いくらトリートメントをやったところで、時間がたてば元どおりに・・

トリートメントってじつは非常に便利な言葉ですが、
とてつもなく慎重になる【技術】なんですね。

トリートメントはいわば【油】なので、つけすぎれもつけなさすぎもダメで、
ダメージした髪にやる場合は、いかにその【油】がくっついて定着させる状態に
近づけてあげなくてはいけません。

なので、薬品をしようしたトリートメントも存在するのですが、
失敗すると諸刃の剣で髪が余計に傷むケースも・・・

髪の健康な状態が引き締まった水をはじく状態が一番強いといわれています。
小学生の女の子の髪のイメージをしていただければわかりやすいです。
ダメージした髪は、余計に水分を吸ってなかなか乾かない経験をされたかたは
多いともいます。

なので、ヘナの最大の効果としてそのダメージした髪をできる限り
小学生の女の子のような髪の状態に近づけていく役割ができるのですね(^^♪

そこに先ほどのトリートメント【油】を補給&定着をさせる髪の基礎力の
向上ができる非常に優秀なんです♪
過去にも記事で書いていますが、
ダメージがひどい場合は髪が引き締まりすぎて、余計にギシギシになることがあるので、
しっかりと美容室でやることをお勧めします(^^♪

身体のシェイプアップもそうですが、髪も・・・

しめなきゃ治らない!!!

良い言葉です(笑)

最良の天然100%ヘナの品質を知ること

世の中にはたくさんの宣伝文句でヘナも販売されてます。

すぐに染まるヘナ

色が選べる第3のヘナ

しっかりと深く染まるヘナ

一見真新しく感じ、ヘナってこんな感じなんだと
思われている方は、安易にハナヘナはやらないほうがいいと思います。

実際にこのようなタイトルの天然100%はだいたいが
薬品、色素入りのヘナです。

本当の天然100%ヘナは、【簡単に】【すぐ】には染まりません。
また、好きな色を選ぶという事はできません!

しっかりと染めるには手間がかかり、さまざまな条件が重なり
髪質がよくなっていくのです♪

実際に沢山のサロントリートメントや縮毛矯正などの
薬剤処置で傷まれてしまったかたの髪質もここまで
改善されます♪
その時の記事は↓↓
https://ace-lab.saitama.jp/7953
実際に家でもヘナをされている方もいらっしゃいますが、
手軽に簡単にできる品物でもございません。
自身でやってみて、ギシギシになってしまったりと
残念な結果になられているお話もたくさん聞きます・・・

手軽に簡単にできて、ヘナで髪がきれいになるのか♪
と思われている方は、天然100%ヘナはおススメできません♪

最良の品質ゆえに、手軽にできる代物ではないという事が
【最良品質の正真正銘の天然100%ヘナ】ではないでしょうか?

エコサート認証 第三者機関による安心の保証?

日本でもよくみる【モンドセレクション受賞!!】というような
商品なんてたくさんありますが、まあまずその機関が発行する認証で、

調べれば、年会費や発行費用があったり、そのほかにも段階踏んでセミナー受講費払えば認証!
みたいな類が基本で、

なんならお金だけ払えば認証だします!

みたいな事があるのは皆さんご存知だと思います。

実際に去年だったかおととしだったかにインドに行って
現地の工場の社長にもお話聞いたことがあって、

ヘナ畑に土壌検査や認証機関が定期的に視察にくるのか?
みたいな内容を聞いて

この広大なヘナ畑でどこからどこまでが誰々の畑で・・・
とかこんな広い農場検査できるわけないでしょ!!

のような話をしていた笑

過去にも日本の業者が認証受けて販売していたヘナのなかに
思いっきりケミカル混ざっていたことがあったと聞くし笑

まぁ、インドでもそのような冠をつけて販売したほうが
よく売れるのでしょう笑

特に、日本人の特性?なのか、どこどこの教授がテレビで推奨していたとか、
医師監修!みたいなことでこぞって買う人がおおいのですが、

まずは、自分でとにかく調べつくしたほうが良いという事を
ここではっきりといいたい。

認証とか、○○成分配合で安心とかで安易に手を出すということを
一度再確認されることをお勧めします。

ヘナの歴史

ヘナの歴史は古くから、髪、眉、爪、手足などの
染料として使われています。

染料となる、ローソンというオレンジ色の色素がタンパク質に
絡みつく習性を利用し、ヒトの髪や皮膚に色がつきます。

その歴史は、記録に残るのがクレオパトラもヘナでマニキュア代わりに
使用していたと言われています。

また、ヨーロッパではトリートメント目的で使用されています。
元々髪や繊維を染める以外にも用途が多々あり、

  • 頭皮の健全化で丈夫な健康的な髪を作る
  • フケやかゆみの鎮静化
  • 紫外線予防のサンスクリーン剤

そのほかにも女性ホルモンの活性化や更年期障害などの緩和など
諸説ありますが、その文献なども探したことはありますが、
確実とはいえません。

アーユルヴェーダ(伝承医学)のヘナ

生命、生気、寿命を意味するサンスクリット語の【アーユス】と、
知識、学を意味する【ヴェーダ】の複合語です。

インドでは古くから、医学のみならず生活の知恵、生命科学、哲学、思想
を含めて病気の予防や治療だけでなく、
日常生活をよりゆたかにするには?

と各家庭に深く根付いたものとして良い伝えられています。

なので、ひとくくりにできないのもアーユルヴェーダです。
そのなかでもヘナもアーユルヴェーダの一つの知恵としての
役割で人間の生活の一部でごく自然に親しまれているのですね(^^)

日本ではヨガで広まり、
リラクゼーションやメンタル的な部分がたくさん取り上げられますが、
インドでは親から子へと、当たり前のように知恵として継承されているようです。

先ほど上記で書いたように、ヘナは切り傷などの治癒や
やけどの治療などでも使用されていて抗炎症効果もその一つの
考えのもと深くかかわっています。

天然ヘナの他にも様々なヘナが

2007年に天然100%ヘナと謳って販売していた
国内のヘナメーカ―に自主回収命令がくだされる事件がありました。
それは、100%と言われていたものにたいして化学薬品が混入されていたのです。

ではなぜそのようなことがおこったのか?
天然ヘナはわかりやすく書くと、お米と同じように
出来が良い時もあれば、天候の影響で出来が完璧ではないことも
あります。

そうなると、【ヘアカラー】としてのイメージで
簡単に手早く白髪もケアできると思っていたのに
天然ヘナにもそのような【ヘナカラー】のイメージが
ついて回ります。

先ほど書いたように、完璧な状態というのは
安定的ではない天然ヘナにしっかりと手早く染まるように
ほんの1%も満たない化学薬品を混ぜて製造を依頼する
メーカーが横行しました。

それが俗にいう[ケミカルヘナ]です。

各業者はケミカルヘナを天然ヘナとして日本で販売し
利益を伸ばすために、仕入れ価格を落とすようインドの工場などに
値下げを要求します。

値下げ要求されたインド人は、ヘナではない植物に
薬品を混ぜて、偽物のヘナを製造。
この負のスパイラルが起こり、最終的にはヘナの国民消費者センターに
苦情が相次ぐという事態へと発展ました。

そんなことが起きたにも関わらず、
残念ながら、今現在でも様々なうたい文句で天然ヘナとして
謳っているお店もたくさんあるのが現状です。

ここ最近では、アレルギーなどの方が増えてきて、
オーガニックヘアカラーやオーガニックヘナなどとメニュー化
した専門店?もありますが、経営者は(ケミカルヘナとわかりながら安く仕入れて)
現場で働いている理美容師のスタッフは
なにも知らないで(天然ヘナ)と思い込んで施術をしていることも
増えております・・・

この先また同じような事故が起こらないことを祈るばかりで、
現場のスタッフ、ヘナには何も罪はないのですから・・・

ヘナを塗る際に気をつけてもらいたい事

ハナヘナの塗布方法で一番意識している基本的な事があります。

それは、頭皮に置いていくような塗布。

頭皮は顔の皮膚より薄いということは周知のとおり。
そのデリケートな頭皮にヘナを塗っていくのですから、

優しく塗ることは必要不可欠!(ヘアカラーも一緒です。)

ポイントとしては、毛流れにできる限り沿って塗ることです。
僕自身も肌が弱いのでわかるのですが、
塗る際の刷毛の圧力や、ヘナを手で刷り込んで塗られたときに
かゆみを感じることがあります。

女性は経験があると思いますが、ポニーテールや強く髪を結んで
長時間いると、頭皮が突っ張った感じがあると思います。
または、痛くなったり、痒くなったりと・・・

ヘナの塗布もヘアカラーの塗布も一緒です。

毛穴から生えている髪の毛の向きを反対にしてしまうと、
頭皮が引っ張られてしまいます。
さらに、ヘナでいうと通常のヘアカラーよりもしっかりと時間を
置き、なおかつ粘度(柔らかさ)が強いのでより毛穴にストレスに
感じることがあります。

植物アレルギーがなくても、毛穴が広がった部分に必要以上に
インディゴやヘナが入り込めば痒みや最悪アレルギーを誘発する
原因になりかねません。

よくあるのが刷り込むことによって毛穴の余計な汚れが
落ち、デトックスになると書かれている情報を目にしますが、
リアルに僕が体感したことからの経験で、
ピリピリとする感じがあるので注意してください。

さらにいうと、今現代では毎日シャンプーという行為が
あたりまえのようになり、
必要最低限の油分(皮脂)がない頭皮状態の方が大半・・・

髪の状態によっては美容室で予洗い(事前に洗う事)としてシャンプーもします。
要は、洗剤をつけてゴシゴシやってしまえばヘナを塗る前から、
頭皮は刺激を受けているという事です。

その時点で頭皮が強くても敏感になるケースもあるというベースを作ることに
なります。

パッチテストをよくいいますが、実際には頭皮にやることなので、
事前の準備で洗いすぎなどの刺激に状態を作っていては・・・

そのためのシャンプー剤などのツールもしっかりと対応している
ところを強くお勧めします。

天然だから・・・

薬草としても・・・

デトックス効果が・・・

とよく言われてますが、

僕がこの何年でヘナ業界に感じたことはどれも・・・・(笑)

ヘナを好きということは、それ以外の化学も基本的に
しっかりと学んでいかなくては、今までのヘナ業界となんら
変わらず、なにやら怪しい(天然詐欺)になりかねないのではと・・・

基本的に、塗り方、混ぜ方、その後の処置のやりかた
によって違いは明らかです。
髪質だけに目が向けられますが、肌を扱っているという事を
念頭に優しくやってあげなければ、自宅でやろうが美容室で
やろうが、

すべてが失敗に。

来年は塗布動画など、動画面を充実させていきますね♪

最後に・・

今回改めてヘナについてまとめてみました。
年々、ヘナについての問い合わせが増えており、
カラーによるアレルギーや今後の体の健康面などに対し、

ヘアカラーの有無の相談も非常に多いです。

それに伴い、頭皮に優しい系の商品なども年々爆発的に
美容室業界にも普及はしています。

しかしながら、たとえそれが優秀な商品としても、
使い方によっては、【悪】にもなるという事を
しっかりと認識し、天然ヘナというフィルターから
見えるヘアケアの見直しも必要になってきているのでは
ないのか?

と年々感じている次第です。

 

ヘナが正しく普及また、僕自身も知識や手技を
常に見直しながら、より有意義に効果的に
使用していいただけるような発信をしていきたいと思います。

ご拝読ありがとうございました<m(__)m>

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プロフィール

数店舗経て、2012年にマンツーマンサロンACE-LABを埼玉県川口市に設立。 自身の肌が弱い経験から、天然100%ヘナの効果を実感し実際にインドの工場を視察、現在はサロンワークと共にハナヘナ代理店として正しいヘナの知識を伝えている。 サロンワークのモットーは、[バランス]。ヘナでヘアケアを通して、髪と頭皮を幾つになっても健康に若々しく艶やかでいれるよう日々活動。

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